御本尊

木造苅萱親子地蔵尊像(来迎地蔵尊像)


 苅萱道心・石童丸御親子が、子授け・子育ての願いを込めて彫られた親子地蔵尊です。右手に杖、左手に宝珠を持ち、両袖を風になびかせた来迎地蔵尊像で、長野市重  要文化財に指定されています。




百萬塔

 天平宝宇8年(764)称徳天皇が、追福修繕のため奈良十大寺に治めた百万基の小型木造三重塔のうちのひとつです。胎内に納められた陀羅尼経は、銅または木版で印刷された世界最古の印刷物と云われています。
 長野市重要文化財。




「苅萱道心石童丸
御親子御絵伝」(2幅)


 日本五大説教のひとつとして知られる「かるかや親子」の物語を描いた掛幅絵です。
 当山では、本堂にて随時、この物語の絵解き口演を行っています。時を超え語り紡ぐ「親子の絆と御仏の導き」…、じっくりとお聞き下さい。




十王像

 仏教では、亡者たちは、生前の行いに応じて、六道冥界へと送られ、輪廻転生をくり返すとされています。十王は、亡者たちの現世での罪障を明らかにして、六道界への道を示す10人の裁判官です。当山では十王像を本堂に安置し、その教えを伝える口演を行っています。



伝親鸞聖人筆
不二の名号


 建暦元年(1211)、善光寺を訪れた親鸞聖人が、兄弟弟子の苅萱道心の寺(西光寺)を訪ねて、50日間逗留した際、1日に1体づつお書きになったと伝わる不二の名号です。



子授け・安産の霊石

 苅萱道心は、父重昌が香椎宮に詣でて授かった霊石の霊験によって生まれたといいます。苅萱道心誕生譚にちなみ、当山本堂に祀られた漆黒の石は、子授け・安産の霊験もあらたかな霊石として信仰されています。



苅萱道心ご持仏
伽羅仏立像延命地蔵尊


 苅萱道心が、守り本尊として、いつも身辺に置いて拝んでいたという、延命地蔵尊です。天竺(インド)伝来と伝わる小型の立像です。



かるかや山西光寺の韋駄天さま

 小野篁公(おののたかむらこう)作と伝わる、かるかや山西光寺の韋駄天(いだてんさま)さま